2009年04月14日(火)
1 序章 【脱走】
この頃は一部のキャラクターがまだ固定化されてなかった為明らかに喋りのおかしい人物がいました(;´Д`)
間延びせずパキパキしゃべるなっちゃんとか
言葉遣いが女らしい舞さんだとか
ちょっと小生意気なアレン君だったりとか
ん?そういえばアレン君は初期設定ではちょっと生意気だったかも。いつのまにあんなにドM皆に愛されるヘタレな子になったんだ?
某企画のせいに他ならないのだが
ちょと長めのお話です。説明がぐでぐで長いせいだ。うん。結構削ったのよこれでも……。
あぁその分足した物も多いかも(;;・∀・)
過去のお話は、こちらから
1 序章 【会議】
【白い箱】
小夏は、ご機嫌にパソコンのキーボードを叩いていた。
「小夏先生。何かいいことがあったんですか?」
「小夏がこの笑顔の時はたいがい……。」
翔の問いにリカルドが不安気な表情を浮かべながら、そういいかけたところで辺りが真っ暗になった。
「ふぅ……電気系統はこれで一時的に麻痺できたっす。さて俺の仕事はこれで終わりっすね。エリック隊長と早く合流しないと……。そういえば妙にセキュリティが甘かったっすね?なんでっすか」
『最強兵器人間』が収容されている施設にしては、妙に警備が薄い気がした。アレンは原因を1人で考えてみたが、
「まぁ、ちゃっちゃと脱出できることはいいことだから、特に気にしねぇっす!!」
深く考え込むのが苦手なアレンは、思考を切り替え颯爽と電源室を後にした。
「えっ、突然暗くなるなんて、どういうことだ?電源室のトラブルか?」
舞は、冷静に今起こった出来事を分析しようとするが、まさか隣にいるエリックの仲間がしでかしたことだとは思ってもいないだろう。
「舞ちゃん。俺についてきな!!」
エリックは舞の手を握り、腕を引っ張った。
「エ、エリックお前何をするだ!!」
舞は、咄嗟にエリックに踵を落とそうとしたが、エリックの素早い動きに翻弄され背後を取られてしまった。
「本来なら、レディにこんな手荒な真似はしたくないんだが、時間が余りないんだ。ちょっと黙っててもらうよ☆」
エリックは、そう言うと手刀で舞を気絶させた。
「全くもう、気の強いお姫様は、強引にかっさらうとしますかね」
エリックは持ち前の素早さを利用して舞の動きの荒につけこんで背後を取った。
「さて、脱出しますかね」
エリックは舞を抱きかかえ、脱出を決行した
「そうだったんですか……そんなことが」
一方リカルド達は無事脱出を終え、エリック達との合流地点に辿りついていた。
翔は、自分たちがこのままだとPEテロ組織の四天王と呼ばれる地位に就かされるところだったこと、ある方の指示で舞達を白い箱から連れ出すよう頼まれたが依頼者からの連絡が途絶え、やむなく任務を遂行するのみになったというこれまでのいきさつをリカルドと小夏から聞いた。
「今の私たちの言ってること、全てを理解るすには時間がかかるかもしれないけれど…。」
小夏がそういいかけていると、翔は意外にも嬉しそうな表情を浮かべてこう言った
「私と姉は外の世界に出てきたんですね……これが…外の世界…」
時々外への任務へ赴いてた姉とは違い、翔は医務室と実験室と自分の部屋との行き来しかしておらず、外の世界を見たのは本当に初めてだった。
何処までも続く空、頬をくすぐる冷たい風。翔は、初めてその瞳に映る景色を愛しそうに見つめていた。そしてその景色の向うにアレンがかけつけてきた。アレンは、小夏達の姿を見つけると足を速め彼女達に近づいた。そこには、小夏やリカルドの他に見慣れない美しい女性が立っていた。透き通るような白い頬を少し赤らめ、自分をじっと見つめるその翔の姿にアレンは、今までにない変な気持ちを抱いた。
「あっ、あなたがアレンさんですか?」
翔は、アレンに向かってにっこりと微笑んだ。アレンはその少女の可憐さに戸惑ったまま顔を赤く染め目を伏せた
「まぁ~アレン君無事でよかったわー。この子が今回の任務で私の元で医療を勉強していた澤田翔さんよ~」
小夏の紹介に、あわてて翔は頭を下げた。
「ごっ、ごめんなさい。私の方から自己紹介しなくちゃならないですね。私、秀平先生にお世話になってしました。澤田翔です。よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げる翔にアレンも慌てて自己紹介する。さっきから自分の体中が熱くなって心臓が激しく脈を打っているのがわかる。極度の緊張の中でもアレンは必死に挨拶をした。
「おっ、俺はアレン・ゴットフィールって言うっす。エリック隊長の一番弟子っす!!よろしくっす」
翔は、アレンの『エリック』という名前に目を輝かせ反応した。
「えっ?あのエリックさんのお弟子さんんですか!!姉もエリックさんと一緒に仕事して私もちょっとだけ会ったことあるんですけど……。」
翔は、そこまで言うと頬を赤らめ俯いてしまった。どうやら翔はエリックに恋心を抱いてるようだ。
「アレン、道は険しいぞ……」
「全く、エリックは相変わらず罪作りさんねぇ~。」
リカルドはアレンの肩を叩きながら励まし、小夏はエリックの女癖の悪さをぼやいた。
噂をすれば、渦中の男エリックが舞を抱きかかえて戻ってきた。
「いやー、気の強い子だからさ、こっちの話に納得しそうもなかったら、ちゃちゃっと黙らかせちゃった☆なーに気絶してるだけさ」
エリックはケタケタ笑いながら、手を振った。
「さて、彼女達はとりあえずこのまま俺たちの家まで連れていくか」
それから再度依頼人と彼女達の今後について話せばいい。一同の意見は一致していた
「それが賢明な判断ね。」
「おっ、俺。翔さんを超歓迎するっす。」
アレンは嬉しそうな顔をしている
「ありがとう。アレン君。皆さん暫くの間、ご迷惑お掛けすると思いますがよろしくお願いします」
翔は、そう言うと、エリック達に向かって深々とお辞儀をした
「さて、帰りますかね。俺たちの家へ」
一仕事終えたエリック達は、レイラの待ってる場所へと帰ったのであった。
間延びせずパキパキしゃべるなっちゃんとか
言葉遣いが女らしい舞さんだとか
ちょっと小生意気なアレン君だったりとか
ん?そういえばアレン君は初期設定ではちょっと生意気だったかも。いつのまにあんなに
某企画のせいに他ならないのだが
ちょと長めのお話です。説明がぐでぐで長いせいだ。うん。結構削ったのよこれでも……。
あぁその分足した物も多いかも(;;・∀・)
過去のお話は、こちらから
1 序章 【会議】
【白い箱】
【More・・・】
「ふふっ、これで準備は万端ね~。」小夏は、ご機嫌にパソコンのキーボードを叩いていた。
「小夏先生。何かいいことがあったんですか?」
「小夏がこの笑顔の時はたいがい……。」
翔の問いにリカルドが不安気な表情を浮かべながら、そういいかけたところで辺りが真っ暗になった。
「ふぅ……電気系統はこれで一時的に麻痺できたっす。さて俺の仕事はこれで終わりっすね。エリック隊長と早く合流しないと……。そういえば妙にセキュリティが甘かったっすね?なんでっすか」
『最強兵器人間』が収容されている施設にしては、妙に警備が薄い気がした。アレンは原因を1人で考えてみたが、
「まぁ、ちゃっちゃと脱出できることはいいことだから、特に気にしねぇっす!!」
深く考え込むのが苦手なアレンは、思考を切り替え颯爽と電源室を後にした。
「えっ、突然暗くなるなんて、どういうことだ?電源室のトラブルか?」
舞は、冷静に今起こった出来事を分析しようとするが、まさか隣にいるエリックの仲間がしでかしたことだとは思ってもいないだろう。
「舞ちゃん。俺についてきな!!」
エリックは舞の手を握り、腕を引っ張った。
「エ、エリックお前何をするだ!!」
舞は、咄嗟にエリックに踵を落とそうとしたが、エリックの素早い動きに翻弄され背後を取られてしまった。
「本来なら、レディにこんな手荒な真似はしたくないんだが、時間が余りないんだ。ちょっと黙っててもらうよ☆」
エリックは、そう言うと手刀で舞を気絶させた。
「全くもう、気の強いお姫様は、強引にかっさらうとしますかね」
エリックは持ち前の素早さを利用して舞の動きの荒につけこんで背後を取った。
「さて、脱出しますかね」
エリックは舞を抱きかかえ、脱出を決行した
「そうだったんですか……そんなことが」
一方リカルド達は無事脱出を終え、エリック達との合流地点に辿りついていた。
翔は、自分たちがこのままだとPEテロ組織の四天王と呼ばれる地位に就かされるところだったこと、ある方の指示で舞達を白い箱から連れ出すよう頼まれたが依頼者からの連絡が途絶え、やむなく任務を遂行するのみになったというこれまでのいきさつをリカルドと小夏から聞いた。
「今の私たちの言ってること、全てを理解るすには時間がかかるかもしれないけれど…。」
小夏がそういいかけていると、翔は意外にも嬉しそうな表情を浮かべてこう言った
「私と姉は外の世界に出てきたんですね……これが…外の世界…」
時々外への任務へ赴いてた姉とは違い、翔は医務室と実験室と自分の部屋との行き来しかしておらず、外の世界を見たのは本当に初めてだった。
何処までも続く空、頬をくすぐる冷たい風。翔は、初めてその瞳に映る景色を愛しそうに見つめていた。そしてその景色の向うにアレンがかけつけてきた。アレンは、小夏達の姿を見つけると足を速め彼女達に近づいた。そこには、小夏やリカルドの他に見慣れない美しい女性が立っていた。透き通るような白い頬を少し赤らめ、自分をじっと見つめるその翔の姿にアレンは、今までにない変な気持ちを抱いた。
「あっ、あなたがアレンさんですか?」
翔は、アレンに向かってにっこりと微笑んだ。アレンはその少女の可憐さに戸惑ったまま顔を赤く染め目を伏せた
「まぁ~アレン君無事でよかったわー。この子が今回の任務で私の元で医療を勉強していた澤田翔さんよ~」
小夏の紹介に、あわてて翔は頭を下げた。
「ごっ、ごめんなさい。私の方から自己紹介しなくちゃならないですね。私、秀平先生にお世話になってしました。澤田翔です。よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げる翔にアレンも慌てて自己紹介する。さっきから自分の体中が熱くなって心臓が激しく脈を打っているのがわかる。極度の緊張の中でもアレンは必死に挨拶をした。
「おっ、俺はアレン・ゴットフィールって言うっす。エリック隊長の一番弟子っす!!よろしくっす」
翔は、アレンの『エリック』という名前に目を輝かせ反応した。
「えっ?あのエリックさんのお弟子さんんですか!!姉もエリックさんと一緒に仕事して私もちょっとだけ会ったことあるんですけど……。」
翔は、そこまで言うと頬を赤らめ俯いてしまった。どうやら翔はエリックに恋心を抱いてるようだ。
「アレン、道は険しいぞ……」
「全く、エリックは相変わらず罪作りさんねぇ~。」
リカルドはアレンの肩を叩きながら励まし、小夏はエリックの女癖の悪さをぼやいた。
噂をすれば、渦中の男エリックが舞を抱きかかえて戻ってきた。
「いやー、気の強い子だからさ、こっちの話に納得しそうもなかったら、ちゃちゃっと黙らかせちゃった☆なーに気絶してるだけさ」
エリックはケタケタ笑いながら、手を振った。
「さて、彼女達はとりあえずこのまま俺たちの家まで連れていくか」
それから再度依頼人と彼女達の今後について話せばいい。一同の意見は一致していた
「それが賢明な判断ね。」
「おっ、俺。翔さんを超歓迎するっす。」
アレンは嬉しそうな顔をしている
「ありがとう。アレン君。皆さん暫くの間、ご迷惑お掛けすると思いますがよろしくお願いします」
翔は、そう言うと、エリック達に向かって深々とお辞儀をした
「さて、帰りますかね。俺たちの家へ」
一仕事終えたエリック達は、レイラの待ってる場所へと帰ったのであった。
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