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2009年04月17日(金)

2 平穏 【決断】

この辺から徐々にキャラが固まってきたかなぁ……。
まだお姉さんが、女言葉で喋ってるけど(滝汗)

それにしても翔さんといい企画に出して沢山交流すると徐々にキャラが固まってきますね。
これは企画に出るメリットかもしれないかもしれない。

ちなみに翔さんは、アロマオイルを使ったマッサージが得意で、ふかふかお耳やふわふわ尻尾をみるともふりたくなる衝動があり部屋にはペンギン(のぬいぐるみ)が住んでいるという本編に役に立つのかどうかわからないオプションがつきました(爆)

まほがくの翔(フレーラ)さん亜人や獣人の友達ばっかで人間の友達が少ないんですよね(苦笑)

過去のお話は、こちらから
1 序章 【会議】
       【白い箱】
       【脱走】

【More・・・】

舞は、重たい瞼をゆっくりと開け、辺りを見回した。見慣れない部屋に見慣れないベッド…しかし、見慣れた妹翔の顔に気付くと安堵の表情を浮かべ、何かを知っているはずであろう妹に今自分達が置かれた状況を問うた。
「翔。ここは、一体何処なんだ……?」
「ええと、話せば長くなるんだけど……。」
翔はこれまでに起こった事を全て姉の舞に話した。

「小夏……あの施設のパソコンにウィルスを送ってただろう?」
そう。作戦決行前に楽しそうにパソコンの画面に向かっていた時に彼女は、医務室のパソコンで施設のメインコンピューターにハッキングし、ウィルスを流し込んでいたのだ。それを側にいたリカルドは見逃してなかった。
「ちょっとセキュリティの解除に時間がかかってしまったけれど、あの程度なら2,3日で復旧するんじゃないかしら~。」
小夏は、にっこりと笑いながらおっとりした口調で答えた。
「大変っす依頼人が殺されたみたいです。新聞に出てるっす」
小夏とリカルドの元に新聞を丸めて持ったアレンが大きな声を出しかけ寄って来た。

『日頃の活動は情報収集から』そうエリックとリカルドに教わったアレンは、毎朝新聞のチェックを欠かさない。大きな事件から小さな揉め事、果ては市場の特売日までちゃんとメモをとっている。ひょんな事件がきっかけで依頼が来たり、事件解決の手掛りになったりすることがあるからである。
「確かにコレは、依頼人の名前と顔だな。」
リカルドは、アレンが印をつけた記事を読みながらそう呟いた。

最近リカルド達が請け負っている仕事はPWを悪用している研究施設から子供達を救い出して欲しいとい言った依頼が多い。今回の依頼者は「舞と翔を救い出してほしい」という依頼だった。
彼らは、表向きは喫茶店「さとうがしのいえ」を運営しているが、裏では、依頼に基づき主に戦闘を主とする仕事を請け負っていた。彼らの住むレイガンシティの郊外は比較的安全だが、市街地は争い事が多く治安もあまりよくない。彼らの裏仕事は、それを鎮静する役割も担っている。だが、自ら派手に動くのではなく、依頼を受けて初めて仕事に取り掛かる。彼らの本来やるべき仕事は接客業であるのだから、あまり目立った行動は好ましくないと考えている。
最近、PW研究施設絡みの依頼を請けるとなぜか作戦決行前後に依頼人が殺されるというケースが増えている。今回の依頼もこのように依頼人は殺害されてしまった。だが、その一方で今回の依頼遂行に至って、依頼人の殺害には黒幕となる人物の配下に『三神兵』という選りすぐりの3人のPW使いがいるという事実を掴んだ。
「今回の依頼は独自の調査も兼ねていたからな……。おそらく舞と翔はいずれこの3人を束ねる地位にあったのかもしれないな。だが今回の施設では、三神兵らしき人物はいなかったようだが…。」
リカルドは施設に潜伏していた際、小夏の護衛とアレンと共に情報収集の役割を担っており、主にこの一連の研究施設の管理者等についての情報を探っていた。
「そうね~。だから私達がこういう活動をしている痕跡を残さないためにウィルスを送り込んでみたの~。」
まだ自分たちには情報が少ない。それに今回は、長期滞在や停電。果ては、コンピューターウイルスを流し込むという派手な動きをしたので、ここ暫くは慎重に動くべきだろう。という考えに達した。
「ということは、暫くは喫茶店の仕事が多くなりそうっすね。俺、エリック隊長にそのこと報告してくるっす!!」
そう言うとアレンは、小夏達の部屋を後にした

「そう……私達は、本当に『自由』になったんだな……。」
舞が、そう結論を纏めると部屋の戸をノックする音が聞こえた
「翔さん?お姉さん目を覚ましたかしら??入っても大丈夫かしら?」
「は、はい…どうぞ」
翔の返事の後、レイラはそっと扉を開けて部屋に入った。
「エリックが手荒な真似をしたみたいで、ごめんなさいね。気分はどう?」
エリックから一連の話を聞いていたレイラは、舞の身を案じるような言葉を投げかけた。
「は、はい。まぁ……ところで貴方は?」
いきなり入ってきた女性に舞は少し戸惑ったが、翔は慌ててフォローした。
「あっ、この人がレイラさんという方でここの部屋を貸してくれたんです」
「あら…ごめんなさい。私ったら自己紹介してなかったわね。レイラ・ギャレットと申します。ここは喫茶店もやっていてそこのオーナーなんだけど、よろしくね。舞さん。」
そう言ってレイラは舞の手を握った。
「『レイラ』と言いますと、あのエリックの・・・」
舞は、エリックに散々恋人のレイラの自慢話や惚気話を聞かされてうんざりしていた。そうエリックには、恋人がいる。だがしかし妹はエリックに思いを寄せている。妹の翔はこの事実を知っているのか、どうなのか……思わず「恋人」という言葉を濁してしまった。「エリックは、いつもあんな調子だけど気にしないであげてね。いざっていう時は本当に頼りになる人だから。」
「はっ、はい……。」
舞的には、どちらかいうとエリックのような人間は、嫌いというか苦手なタイプの人間だったが、なんだかレイラの思いに押されて思わず舞は肯定的な返事をしてしまった。レイラは戸惑う舞が少し落ち着くのを見守った後こう言葉を続けた。
「そうそう、あなたたちのこれからのことなんだけど…。あなたたちはどうしたい?」
レイラの唐突な問いに二人は戸惑った。施設にいる時の二人には殆ど自分の意思を聞かれることはなかった。あったとしても「やるかやらないか」の2択程度だった。そんな二人にレイラの問いかけはあまりにも漠然としていて答えようのない質問のように思えた。
「エリックはね『このまま二人を自由にしても構わないし、やはり初めて出た外の世界知らないこともあるだろうから、暫くはここにいた方が安全なんじゃな~い?』なんて言ってたけどね」
レイラは、クスクスと笑いながらこう言った。
「私は……エリックさんや秀平先生や他の皆さんとまたこれからも一緒ならいいな……と思うのですが…お邪魔じゃないですか?私達」
「私もエリックも他のみんなも大歓迎よ。幸いここも空き部屋だし、一緒にここに住んでも何も問題ないわよ。」
恐る恐る尋ねる翔にレイラは笑顔で答えた
「わぁ、本当ですか?姉さんどうしたいですか?」
翔は、難しそうな顔をしている姉に尋ねた。舞は考えた。

確かにエリックのいうことも一理ある。翔も何だか嬉しそうだ。迂闊に外に出れば危険もあるだろう……

舞は、ここまで考えると結論を口にした。
「まぁ、翔がそこにいたいというなら私もいて構わないが…」
「うふふ。新しい仲間が増えたわね~早速歓迎会の準備ね♪舞さん、翔さん。改めてよろしくお願いしますね」
そう言ってレイラは2人に一礼すると嬉しそうに部屋を出て行った。

少しほろ苦いコーヒー、口当たりのいい紅茶や、気分が落ち着くハーブティーを飲みながらゆったりとした時を過ごせます。
オススメはパテシエ選手権で賞を獲得したエリック・アドバークから生まれる数々のスィーツ

そんな喫茶店「さとうがしのいえ」に新たなる仲間が加わりました。
「こ、これは……」
エリックが舞と翔に差し出した喫茶店のユニフォームに2人は驚いた
「こっ、んな服着れるかぁーーーーーーー!!」
舞は、その衣装を地面に叩きつけた後エリックの頬を殴り飛ばした。
「ばっ、バカそれは喫茶店の正式ユニフォームだよ!!働かざるもの食うべからず!!キビキビ働けよ☆」
エリックは舞に殴られた頬をさすりながら答える。
「翔さん、すっげー似合うっす!!」
アレンは、顔を真っ赤にしながら、翔を褒めた。
「そ、そうですか?」
「そうよー。慣れると着てるのも楽しくなってくるわよ」
「あらあら若いっていいわね~青春よねぇ~」
「………。」
衣装に戸惑う翔、翔を励ますレイラ、彼らを温かく見守る小夏に呆れ返って何も言えないリカルド。今、翔と舞の新しい生活が始まった。

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

11:59  |  さとうがしのいえ お話  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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