2009年04月19日(日)
2 平穏 【三神兵】
敵対するキャラさんは、出番も少ない為あまりキャラクター補正がなくてここの修正は比較的楽でしたのん。でも、相変わらず意味不明な文章多かったな('A`)
彼らにもスポットを与えることで話に厚みがでるかなと思って書いたんだよな確か…。
過去のお話は、こちらから
1 序章 【会議】
【白い箱】
【脱走】
2 平穏 【決断】
PE施設研究所で、研究者でありながら、特に戦闘の能力に特化した3人を指し、研究に異を唱えるものを密かに暗殺するという影の任務が彼らには与えられていた。その3人とは、
神剣のシルベイラ
拒絶のネイラス
光拳のタイニス
と呼ばれていた。しかし、この3人なかなかの癖のある性格らしい。
「しるべいらたいちょー。ぼすからのつぎのしじはなんだ?」
オレンジ色の髪の毛が目立つ、まだあどけなさの残る少年が、書類を束ねていた女性に元気よく声を掛けた。
「タイニス…あなたにはまだ指示は出ていないわよ。それよりタイニス私と…」
タイニスが話しかけた『シルベイラ』という女性は、年齢割に大人びて見える容姿の持ち主であり、その彼女はうっすらと頬を紅く染めながらタイニスを見つめ彼の頬に手を伸ばそうとした。しかし、その言葉を遮るように1人のどこか儚げに見える優男がシルベイラ達の前に現れた。
「シルベイラ隊長。最近暗躍している人物達のことなのですが……。」
「ネイラスっ!!…貴方という人は本当に……!!」
「……すいません。」
シルベイラにネイラスと呼ばれた男が深々と頭を下げると、シルベイラはネイラスの話を聞かず踵を返しその場を後にした。
(シルベイラ様…貴方の心はこの私ネイラスが…)
「おーねいらす。どんなじょうほうがてにはいったんだ?」
シルベイラの好意もネイラスの嫉妬も全然感じずにタイニスは、陽気にネイラスに話しかけた。ネイラスも彼のそういう無邪気さは、決して嫌いではないが、なぜシルベイラの好意は自分に向かないんだということを考えると、タイニスが妬ましくてたまらなかった。
「どうやら男性3人と女性1人が行動を起こしているらしいことが今回の研究所の件でわかったのだが、今回の襲撃は警備システムの故障も原因らしい。まったく重要な研究体がいるというのに何たる体たらくだ……」
「そーなのかー。ねいらすは、むずかしいことなんでもわかってかしこいな!!」
タイニスは、ネイラスの説明を全て理解したのかしてないのかは定かではないが屈託のない笑顔を彼に向けた。
(こういう純粋さが、私には足りてないのだろうか?)
ネイラスは、思わず苦笑いした。
「ただ、私の感だと、このメンバーにひょっとしたら……いや、まさか…。タイニス。もう、今日は部屋に戻って休みましょう。休息も大事な任務の一つですよ。」
「あぁ。」
ネイラスは自室に戻った。彼の部屋はたくさんの蔵書がある。よく使う書物には彼が自分で作った押し花のしおりが挟んである。しおりのページを読みながら、ネイラスは一つの可能性について考えていた。
以前この施設の中にに魔術に長けた人間が研究員の補佐として入ったという話を研究員からネイラスは漏れ聞いた。
ネイラスには義理の兄がいる。魔術に長けている優秀な義兄自分が本当の子供のはずなのに、いつも兄と比べられ親からは見下された。父が亡くなり、後継者争いでもめにもめ最後は……家が跡形も無く灰となってしまった
自分から家族を奪った憎い兄……
リカルド・・・・
お前のせいでガーゴイド家は滅びたんだ!!
もし、お前がまだのうのうと生き延ているのなら・・・
「 私 が、呪 い 殺 し て や る 。」
彼は、いつもの習慣であるそ日記に義兄リカルドに対する恨みを綴り、その日記帳を閉じた。
彼らにもスポットを与えることで話に厚みがでるかなと思って書いたんだよな確か…。
過去のお話は、こちらから
1 序章 【会議】
【白い箱】
【脱走】
2 平穏 【決断】
【More・・・】
『三神兵』とは、一体どのような組織なのか?PE施設研究所で、研究者でありながら、特に戦闘の能力に特化した3人を指し、研究に異を唱えるものを密かに暗殺するという影の任務が彼らには与えられていた。その3人とは、
神剣のシルベイラ
拒絶のネイラス
光拳のタイニス
と呼ばれていた。しかし、この3人なかなかの癖のある性格らしい。
「しるべいらたいちょー。ぼすからのつぎのしじはなんだ?」
オレンジ色の髪の毛が目立つ、まだあどけなさの残る少年が、書類を束ねていた女性に元気よく声を掛けた。
「タイニス…あなたにはまだ指示は出ていないわよ。それよりタイニス私と…」
タイニスが話しかけた『シルベイラ』という女性は、年齢割に大人びて見える容姿の持ち主であり、その彼女はうっすらと頬を紅く染めながらタイニスを見つめ彼の頬に手を伸ばそうとした。しかし、その言葉を遮るように1人のどこか儚げに見える優男がシルベイラ達の前に現れた。
「シルベイラ隊長。最近暗躍している人物達のことなのですが……。」
「ネイラスっ!!…貴方という人は本当に……!!」
「……すいません。」
シルベイラにネイラスと呼ばれた男が深々と頭を下げると、シルベイラはネイラスの話を聞かず踵を返しその場を後にした。
(シルベイラ様…貴方の心はこの私ネイラスが…)
「おーねいらす。どんなじょうほうがてにはいったんだ?」
シルベイラの好意もネイラスの嫉妬も全然感じずにタイニスは、陽気にネイラスに話しかけた。ネイラスも彼のそういう無邪気さは、決して嫌いではないが、なぜシルベイラの好意は自分に向かないんだということを考えると、タイニスが妬ましくてたまらなかった。
「どうやら男性3人と女性1人が行動を起こしているらしいことが今回の研究所の件でわかったのだが、今回の襲撃は警備システムの故障も原因らしい。まったく重要な研究体がいるというのに何たる体たらくだ……」
「そーなのかー。ねいらすは、むずかしいことなんでもわかってかしこいな!!」
タイニスは、ネイラスの説明を全て理解したのかしてないのかは定かではないが屈託のない笑顔を彼に向けた。
(こういう純粋さが、私には足りてないのだろうか?)
ネイラスは、思わず苦笑いした。
「ただ、私の感だと、このメンバーにひょっとしたら……いや、まさか…。タイニス。もう、今日は部屋に戻って休みましょう。休息も大事な任務の一つですよ。」
「あぁ。」
ネイラスは自室に戻った。彼の部屋はたくさんの蔵書がある。よく使う書物には彼が自分で作った押し花のしおりが挟んである。しおりのページを読みながら、ネイラスは一つの可能性について考えていた。
以前この施設の中にに魔術に長けた人間が研究員の補佐として入ったという話を研究員からネイラスは漏れ聞いた。
ネイラスには義理の兄がいる。魔術に長けている優秀な義兄自分が本当の子供のはずなのに、いつも兄と比べられ親からは見下された。父が亡くなり、後継者争いでもめにもめ最後は……家が跡形も無く灰となってしまった
自分から家族を奪った憎い兄……
リカルド・・・・
お前のせいでガーゴイド家は滅びたんだ!!
もし、お前がまだのうのうと生き延ているのなら・・・
「 私 が、呪 い 殺 し て や る 。」
彼は、いつもの習慣であるそ日記に義兄リカルドに対する恨みを綴り、その日記帳を閉じた。
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