2011年06月20日(月)
4 愛情 【告白】
ようやくの更新です。
この話書きながら「リア充爆発しろ」という呪いの言葉と
この曲が何度も脳内リフレインしてた。むしろタイトルがリア充爆発しろにしてもよかったくらいだ(ヤメロ)
1 序章 【会議】
【白い箱】
【脱走】
2 平穏 【決断】
【三神兵】
【道化】
【初恋】
【幸せは崩壊の足音】
3 崩落 【亀裂】
【閉塞】
【楼閣】
【反撃】
【犠牲】
4 愛情 【恋敵】
【叱咤】
【ありがとう】
【夜空の下】
改めて自分の素直な思いを口にしたが、急に恥ずかしさの余り顔は真っ赤になり汗が噴き出してきた。
今が暗くてよかった。アレンは心からそう思った。翔の反応が気になり少しづつ俯いていた顔を上げると、そこには肩を震わせ嗚咽をあげている翔の声が聞こえた
「えっ、あの…俺…泣かせるつもりは…。」
そう言ってアレンは、そっと翔の涙をすくい上げた。すると、翔は首を横に振り
「違うの…アレン君。私ね…面と向かってそんなこと言われたの初めてで、すっごくすっごく嬉しかったの…でもね。涙がでてきちゃったの……。ごめんね。」
そう言って、涙を拭ったアレンの手をきゅっと握りしめ
「ありがとう…アレン君。でも、私まだ自分の気持ちとかもう少し整理してからちゃんとお返事したいの…それまで待っててもらっていいかな?」
とアレンに問いかけた。その翔の言葉にアレンも頷き
「俺…。いつまでも待ってるっす。」
と言った。翔は「ありがとう」とアレンに言うとすっと手を差し出した。アレンは少し戸惑い、その差し出された翔の小さな手をぎゅっと握りしめた。そのまま二人は特に言葉を交わすこともなく手を繋いで帰っていった。
「んもぅ~青春よね!!愛よね愛っ!!アレン君にしては上出来じゃないの~!!」
陰に隠れて2人を見守ってた小夏が隣のリカルドの肩を何度も激しく叩いて盛り上がっていた。
「2人に気付かれるだろう!!まったく小夏は本当にこういうことが好きなんだから…。」
リカルドが呆れた態度を取ると小夏は頬を膨らませて
「じゃーなんでリカちゃんもついてくるのよ~。なんだかんだ言ってリカちゃんも好きなんでしょ?」
リカルドは激しく首を横に振り
「お前がそういうことをはじめて、周りに迷惑がかからないように俺が見張ってるんだよ。ホラもう俺達も帰るぞ!夜更かしは健康によくないだろう?」
「はいはい~。夜更かしは美容にもよくないわよね~。帰りましょう。帰りましょう♪」
そういって小夏はリカルドの腕に自分の腕を絡ませて
「私たちだってらぶらぶよね~」
とリカルドに行った。リカルドは「はいはい」と適当にあしらいながらも小夏の身体をぎゅっと自分の傍に寄せて自分たちの家を目指して歩き出した。
小夏とリカルドはエリックや舞達のいる喫茶店件住居の場所とは少し離れた母屋のような場所で暮らしている。そこは喫茶店とは独立して小夏の簡易的な診療所が設けられていた。
その家のポストにリカルドは、何か郵便物が入ってることに気がついた。
「夕方に確認した時には何もなかったはずだが…。」
「確認間違いじゃないの~?」
リカルドはポストに入っていた郵便物のぶ厚い封筒を取り出し差出人を確認した。
『親愛なる我が義兄 リカルド・ガーゴイドへ
ネイラス・ガーゴイド』
「義弟ネイラスからの手紙だ…。」
リカルド達は、急いで部屋に戻り、封を切り手紙を読み始めた…。
「そうか…そういうことか…。」
ネイラスからの手紙は舞・翔・アレンの特殊能力を持った人間たちの秘密が明らかにされていた。
『親愛なる我が義兄 リカルド・ガーゴイドへ
今更『親愛なる』という言葉も貴殿には白々しく感じるかもしれません。ですが私は、彼女の「辛い苦しい昔の思い出は、今や未来へ生きる為の糧であって、踏みとどまる為の足枷ではない」という言葉にふと我に返ることができました。そして私は大切な仲間を事故とはいえ、この手で殺めてしまいました。きっと私はこのまま元に戻ってもタイニスを失い錯乱しているであろう私のもう一人の大切な仲間のシルベイラという女に殺されてしまうでしょう。確かに私は彼女に殺されて然るべき人間かもしれません。ですがそのままでは私は貴殿への憎しみという足枷をつけたまま死んでしまうことになります。「生きながらえたい為のいいわけ」と取られても仕方ありません。ですが、私の残りの一生はこれまでの罪を背負い生きて償おうと思いました。その償いになるのかどうかわかりません。少しでも貴殿達の手助けをすることが先ずの償いだと思い。私が持っている
特殊能力PWを持った人間の研究結果についてのレポートや三神兵のことについてをお伝えしたいと思います。
この話書きながら「リア充爆発しろ」という呪いの言葉と
この曲が何度も脳内リフレインしてた。むしろタイトルがリア充爆発しろにしてもよかったくらいだ(ヤメロ)
1 序章 【会議】
【白い箱】
【脱走】
2 平穏 【決断】
【三神兵】
【道化】
【初恋】
【幸せは崩壊の足音】
3 崩落 【亀裂】
【閉塞】
【楼閣】
【反撃】
【犠牲】
4 愛情 【恋敵】
【叱咤】
【ありがとう】
【夜空の下】
【More・・・】
「俺、翔さんのことが大好きっす。」改めて自分の素直な思いを口にしたが、急に恥ずかしさの余り顔は真っ赤になり汗が噴き出してきた。
今が暗くてよかった。アレンは心からそう思った。翔の反応が気になり少しづつ俯いていた顔を上げると、そこには肩を震わせ嗚咽をあげている翔の声が聞こえた
「えっ、あの…俺…泣かせるつもりは…。」
そう言ってアレンは、そっと翔の涙をすくい上げた。すると、翔は首を横に振り
「違うの…アレン君。私ね…面と向かってそんなこと言われたの初めてで、すっごくすっごく嬉しかったの…でもね。涙がでてきちゃったの……。ごめんね。」
そう言って、涙を拭ったアレンの手をきゅっと握りしめ
「ありがとう…アレン君。でも、私まだ自分の気持ちとかもう少し整理してからちゃんとお返事したいの…それまで待っててもらっていいかな?」
とアレンに問いかけた。その翔の言葉にアレンも頷き
「俺…。いつまでも待ってるっす。」
と言った。翔は「ありがとう」とアレンに言うとすっと手を差し出した。アレンは少し戸惑い、その差し出された翔の小さな手をぎゅっと握りしめた。そのまま二人は特に言葉を交わすこともなく手を繋いで帰っていった。
「んもぅ~青春よね!!愛よね愛っ!!アレン君にしては上出来じゃないの~!!」
陰に隠れて2人を見守ってた小夏が隣のリカルドの肩を何度も激しく叩いて盛り上がっていた。
「2人に気付かれるだろう!!まったく小夏は本当にこういうことが好きなんだから…。」
リカルドが呆れた態度を取ると小夏は頬を膨らませて
「じゃーなんでリカちゃんもついてくるのよ~。なんだかんだ言ってリカちゃんも好きなんでしょ?」
リカルドは激しく首を横に振り
「お前がそういうことをはじめて、周りに迷惑がかからないように俺が見張ってるんだよ。ホラもう俺達も帰るぞ!夜更かしは健康によくないだろう?」
「はいはい~。夜更かしは美容にもよくないわよね~。帰りましょう。帰りましょう♪」
そういって小夏はリカルドの腕に自分の腕を絡ませて
「私たちだってらぶらぶよね~」
とリカルドに行った。リカルドは「はいはい」と適当にあしらいながらも小夏の身体をぎゅっと自分の傍に寄せて自分たちの家を目指して歩き出した。
小夏とリカルドはエリックや舞達のいる喫茶店件住居の場所とは少し離れた母屋のような場所で暮らしている。そこは喫茶店とは独立して小夏の簡易的な診療所が設けられていた。
その家のポストにリカルドは、何か郵便物が入ってることに気がついた。
「夕方に確認した時には何もなかったはずだが…。」
「確認間違いじゃないの~?」
リカルドはポストに入っていた郵便物のぶ厚い封筒を取り出し差出人を確認した。
『親愛なる我が義兄 リカルド・ガーゴイドへ
ネイラス・ガーゴイド』
「義弟ネイラスからの手紙だ…。」
リカルド達は、急いで部屋に戻り、封を切り手紙を読み始めた…。
「そうか…そういうことか…。」
ネイラスからの手紙は舞・翔・アレンの特殊能力を持った人間たちの秘密が明らかにされていた。
『親愛なる我が義兄 リカルド・ガーゴイドへ
今更『親愛なる』という言葉も貴殿には白々しく感じるかもしれません。ですが私は、彼女の「辛い苦しい昔の思い出は、今や未来へ生きる為の糧であって、踏みとどまる為の足枷ではない」という言葉にふと我に返ることができました。そして私は大切な仲間を事故とはいえ、この手で殺めてしまいました。きっと私はこのまま元に戻ってもタイニスを失い錯乱しているであろう私のもう一人の大切な仲間のシルベイラという女に殺されてしまうでしょう。確かに私は彼女に殺されて然るべき人間かもしれません。ですがそのままでは私は貴殿への憎しみという足枷をつけたまま死んでしまうことになります。「生きながらえたい為のいいわけ」と取られても仕方ありません。ですが、私の残りの一生はこれまでの罪を背負い生きて償おうと思いました。その償いになるのかどうかわかりません。少しでも貴殿達の手助けをすることが先ずの償いだと思い。私が持っている
特殊能力PWを持った人間の研究結果についてのレポートや三神兵のことについてをお伝えしたいと思います。
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